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シェルハブ・メソッドの歴史

ハバ・シェルハブ博士

シェルハブ・メソッドは、イスラェルのハバ・シェルハブ博士によって創始されました。

2000年ごろにドイツで最初の指導者講習が行われています。それ以降、イスラエルや日本、アメリカなど世界7か国で指導者講習が開催されてきています。 日本でのシェルハブ・メソッドの歴史は、2011年〜2013年にアムステルダムでの講習に日本人4人が参加したのが最初です。それから、2015年に初めての指導者講習が島根県松江市にて開催されました。日本ではもちろん、アジアでも初めての開催です。

イスラエルから創始者のハバ・シェルハブ博士が来日し、日本、オーストラリア、アルゼンチンの生徒が学びました。2018年から松江で第2期の指導者講習が開催中ですが、ここにも海外から2名参加しています。 講習には、保育に携わる人々や助産師、理学療法士など医療に関わる人々、初等教育などの研究者やマタニティ関連、抱っこやおんぶについての指導者など、さまざまな方々が参加しています。またシェルハブ・メソッドの元になったフェルデンクライス・メソッドの指導者も参加し、さらに研鑽を積んでいます。

シェルハブ・メソッドの理論

シェルハブ・メソッドのもととなったのは、フェルデンクライスという手法です。 イスラエルのモーシェ・フェルデンクライス博士が創始しました。この方は、ハバ博士の師匠であり、物理学者であり柔道家という人でした。

フェルデンクライスの手法の目的は、「動きを通して学び方を学ぶ」というものです。 シェルハブ・メソッドは、このフェルデンクライス・メソッドをもとに、発達に特化させた手法です。その根底となるのは、 「脳の学びに限界はない」ということです。 だから、始めるのに早すぎることもなく、遅いということもありません。いつから始めてもよくて、子どもはよい方へ変化していきます。

ではシェルハブ・メソッドは何をするのか。 基本となるのが「ぽんぽん&むぎゅう」です。子どもの体にやさしくぽんぽんと触れ、むぎゅうと圧を加える。この触れ方で、脳に「体の地図」を作ります。体に何があり、それがどんなふうに動くのかを脳に伝えるのです。これによって、体を思い通りに動かせるようになるのです。 さらに、「環境設定」という大事な作業があります。子どもが興味を持ち、体を動かして試してみたくなるような「環境」を用意するのです。 たとえばハイハイの赤ちゃんの前に座布団や布団などで積み重ねると、たいてい登りたがります。洗濯物の山があれば崩してみたくなります。 子どもがワクワクしながら関わりたくなる舞台を用意して、それを邪魔せず、子どもが飽きるまでやるのを待ちます。もしうまくできなくても、大人はただ待ちます。うまくできるようにと先回りしたりしません。 どんなに面白そうなものでも、やらされた途端に子どものやる気は消えてしまいます。 子どもの自発性を何より大切にします。

自分で興味を持って坂を上りきる、洗濯物の山を崩す、自分で何かをやり遂げる。この体験を通して、子どもは自分に自信を持ち、自己肯定感を高め、気持ちも安定していきます。 シェルハブ・メソッドの手法は、動きだけでなく、感情や情緒にも働きかけるのです。

シェルハブ・メソッドの他とは違う特徴

「できることに着目する」のがシェルハブ・メソッドです。

医療や教育でありがちなのが「あなたはここができないから」と、否定から始まることです。 しかしシェルハブ・メソッドでは、子どもが「今、できていること」に着目し、それを肯定することから始めます。相手を認めることからはじまる手法です。 また、「重力の中での安定を重視する」のも他にはない特徴です。

体がグラグラしていると、目や耳の働きも安定しません。体幹を安定させ、目や耳がついている頭が安定している状態にします。 さらに、「シェルハブ・メソッドは訓練やトレーニングではない」という考え方が、他にはないものの一つです。 指導者が主導して何かを繰り返し訓練することではない。ゴールが決められているわけでもない。一方的ではなく、相手を、赤ちゃんを感じながら、指導者が自分自身も感じながら進めます。 もうーつ、大きな特徴に「親を教育する」というものがあります。

教育といっても何かを教えこむわけではありません。子どもと一緒に、親もレッスンを受けてもらい、子どもの発達を見る「見方」を、親御さんに気づいてもらうのです。 たとえば子どもがティッシュを次々に箱から引き出しているときに、それがどういうことなのか知っていれば、「ダメ!」と言って発達を妨げるようなことはなくなるでしょう。 親というのは子どもにとって一番大事な「環境」です。親が子どもの力を信じて待つ、発達を見守ることができる、そんな子どもにとって最高の環境となるように教育するのです。

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