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フェルデンクライス・メソッドはイスラエルのモーシェ・フェルデンクライス博士が始めた教育のための手法です。 動きや感覚から脳に働きかけて、動きの質を改善します。そうして、その可能性を引き出していきます。欧米では教育、リハビリ、スポーツなどの分野で広く行われています。

この手法の大きな目的は、「動きを通して”学び方”を学ぶ」というものです。「学び方を学ぶ」とは、赤ちゃんが新しいことを学ぶように、学ぶということです。
生まれてきた赤ちゃんは、すべてのことが初めてです。新しいことをどのように自分の中に取り入れていくか。それは、「すでにあるやり方」を覚えることではありません。自分で動き、自分で学びます。
フェルデンクライス・ソッドは、この「自分で動き、自分で学ぶ」ことを後押しするものです。
あくまでも後押しするものなので、「こうなるべき」というゴール設定はしません。こうなってほしいという思いを押し付けることもしません。
ゴールすればいいというものでもありません。そこに至るまでの過程が大事です。寄り道が多い人もいれば、ゆっくりゆっくり着実に進む人もいる。それぞれの試行錯誤を尊重するのです。

創始者 モーシェ・フェルデンクライス博士

モーシェ・フェルデンクライス博士

モーシェ・フェルデンクライス博士

Dr. Moshe Feldenkrais
(1904-1984)

フェルデンクライス・メソッドの創始者。東欧地域で生まれ、後にイスラエルに移住。パリのソルボンヌ大学にて物理学の博士号を取得。ジョリオ・キューリーの研究所に所属した。その頃、ヨーロッパに柔道を広めに来ていた嘉納治五郎と出会い、黒帯を取得。フランス柔道連盟の設立者の一人となる。第二次世界大戦中はイギリス海軍で働き、戦後はイスラエルに帰国し、国防軍で働いた。

ソルボンヌ時代に痛めた膝の怪我が悪化し、当時の医療レベルでは治らないと言われたが、様々な分野を研究し歩けるまでになった。そしてイギリス時代に自らの膝の治療と柔道から得た動きについての体験をもとに徐々にメソッドを形作っていった。イスラエルに帰国してから、仕事のかたわら個人的にレッスンを続けていたが、その評判をききつけてレッスンを請う人が多くなり、メソッドに専念することになる。

その後、テルアビブにて最初の13人の弟子へのトレーニングが始まる。シェルハブ・メソッドの創始者のハバ・シェルハブ博士(Dr.Chava Shelhav)はそのうちの一人である。その後、イスラエル、ヨーロッパ、アメリカでの大規模なトレーニングが開催される。

フェルデンクライス博士が亡くなってからは、最初の13人の弟子やその後のトレーニングの卒業生が世界各地で後進の指導にあたっている。

「心ひらく体のレッスン」安井武、1988などより抜粋、加筆

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